一戸一戸売電可能が当たり前!?マンションの太陽光発電システム事情

戸別太陽光発電システムの導入が進む

戸建てに比べ、やや遅れ気味であるマンションの太陽光発電システムの導入ですが、マンションにおける太陽光発電には共用部だけに対応するシステムと専用部の一戸一戸に対応するシステムの2種類に大別できるでしょう。従来は小規模な太陽光発電で専用部の照明や立体駐車場などに使用されたというのがほとんどでしたが、2009年に買取制度がスタートしてからは、戸別太陽光発電が導入されたマンションの開発が着実に進んできています。

電気代は6割削減できる

戸別太陽光発電システムを導入したマンションの屋上には1戸あたりにそれぞれ数枚の太陽光パネルが設置され、1.25kw前後の電力が直接供給されて、各戸にパワーコンディショナーと売電電力計を設置し、余剰電力は電力会社が買い取ってくれるシムテムになっているところもあります。パネルの重さがかかる分、建物構造を変更したり、屋上から各戸への配線など、戸建てとは違った大変さはあるものの、戸別売電を可能にする太陽光発電システムの導入が着々と進んでいるのです。太陽光発電とオール電化、太陽熱を利用した高効率給湯器を組み合わせることで、一般のガス、電気の住宅よりも約40パーセントの二酸化炭素を削減し、売電により、電気料金を60パーセントカットできるのが魅力でしょう。

逆流問題を解決することで

近年では、マンションの雰囲気や間取りの満足感だけでなく、戸別太陽光発電型のマンションであることも購入の大きな動機となっているようです。戸別太陽光発電に加えて、戸別蓄電池を備えたものはさらに人気があるのですよ。従来、太陽光の戸別売電と戸別蓄電池は昼夜の電力格差を利用して不当に利益を得ようとする逆流の問題があったため、実用は難しいとされていましたが、蓄電池を非常用に限定し、爆発の可能性のあるリチウム電池ではなく鉛電池を使うことで安全性も確保しています。停電時は6時間、さらに長引くときには太陽光発電分を直接、蓄電池に流せるようなシステムにもなっています。ほかにも一括受電型システムやガスと組み合わせたものなどもありますので、ニーズにあわせて太陽光発電を家庭に取り入れてみるといいでしょう。

太陽光発電の価格は、パネルを設置して発電できる電気料が何年で回収できるかを計算してからパネルを選ぶのが大切です。